坂道のアポロンを観てきた話

2017年10月19日の朝、いつも通り寝起きにベッドでTwitterをチェックしていたらとても嬉しいお知らせが目に入りました

坂道のアポロン、追加キャストに松村北斗(SixTONES/ジャニーズJr.)』

えゆめ?!?!!、

布団から飛び起きました、漫画みたいにこんな飛び起き方できるんだってくらい跳ね上がりました。たぶん5mは飛んだ(担タレ)
あの日は台風が去った次の日で都内も風で電車が遅延するくらい強風が吹いていました。でも、気温も湿度も高くて、なんとなく心地の良さを感じる日本特有のなんとも言えない天気だったのを今でも鮮明に覚えています。なぜって?北斗くんが映画にでる、しかも私が大好きで以前N.Y.Cで一緒に活動していた知念ちゃんが主演の映画に出る、というのが嬉しすぎて、ビルの間をスキップしてたらビル風に足を取られて転んだからです。
一端の女性が恥ずかしくないの?と心の中の北斗くんが叱ってくれました。、
(余談ですが、情報解禁の朝、松村北斗Twitterのトレンド入りしてましたね)

さて、そんな坂道のアポロン、3月10日に公開し、関東では5月11日に上映が終了(私調べ)いたしました。(長野・島根・佐世保ではまだやってます)
じゃあ、もう今から初めて見るって言う北斗担ほとんどいないよね!ってことでネタバレをバンバンしながら松村北斗演じる松岡星児くんについてダラダラ話そうと思います。

まず、追加キャストが発表された頃の情報は北斗くんが松岡星児くんという、スターを目指すキュート男子を演じるということ。
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エッッ星児くんめちゃくちゃかわいいじゃん…八重歯とかあんじゃん…茶髪キャラじゃん…

黒髪の日本男児と言えば松村北斗くらいのイメージだった私には衝撃的な役でした。役のために染めたらどうしよう、つけ八重歯とか着けて来てきたらどうしよう、などといらん心配ばっかりしてましたが、徐々に情報が解禁されていき認識が変わりました。
(髪型に関しては2017年初夏頃に撮影がされていたと聞いて、あの時のスヌーピー北斗くんかぁ、と違う意味で不安になりました。ごめんね北斗くん…)
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(参考画像:2017年おとなりJr.)



アポロン出演にあたり、たくさんの雑誌に呼んでいただきました。映画公開前に期待を膨らませられて、1度に何度も美味しい思いができておたくは幸せでした。

『とことん恨んで欲しいと思いながら演じていました』(TVnavi3月号)

い、嫌な奴なの〜〜〜〜!星児くんあんな茶髪で八重歯できゅるんきゅるん笑顔なのに嫌な奴なの〜〜〜〜!しゅっき〜〜〜〜〜〜!

『原作とは少し違う立ち位置のようにも感じたので、三木監督に相談したら「原作に捉われなくても大丈夫」とのことだったので、少し安心しましたね』(CINEMAS QUARE vol.99)
『名前こそ原作に出てくる"松岡星児"と同じだけど、今回の作品にしか生きていないキャラクターにしていいのかな、と』(J Movie Magazine vol.32)

なるほど、星児くんは原作とは役所が違うのかぁ…エッ、てことは北斗くんは北斗くんが自分で考えて作り出した星児くんとしてスクリーンに映し出されるの?!?!!、しゅっき〜〜〜〜〜〜!
などと感情ジェットコースターなめろおた全開で公開を楽しみに待っておりました。
公開までもたくさんの誌面に出してもらってて、たとえ出番が少なくても、バーターだったとしても、北斗くんなら爪痕を残そうといろんな思考を巡らせてくれるんだろうな、と雑誌を買い漁りました。

そして、私の中で最も衝撃的だった事が世に放たれました。

『今回僕が松岡役を演じることになったのは髪型で選ばれたんじゃないか?ってよく言われるんですが(笑)何を隠そう、オーディションなんですよ』(TVnavi3月号)

まじでか…アイドルを目指すスーパーきゅるんきゅるんボーイ松岡星児くんの役を、私服のセンスが意味不明でプライベートが行方不明な北斗くんの実力でもぎ取りに行ったんか…私のじたん最高すぎません…?おばちゃん雑誌読みながらボロボロ泣いてしまったよ…一生ついてくから、stormの中でも守ってね…😭

こんな素敵な情報の他にも北斗くんと知念ちゃんの対談や、ずっと憧れていた三木監督の作品に出られることへの感謝や意気込み、役作りのお話などいろいろなエピソードを載せてくれた全11誌に感謝です。特に、ソロで載っている4誌にはもう足を向けて寝られません。(いやしかしほんとに体感で言えば2.8秒の出演なのにこんなにもたくさんの雑誌に載せてくれた偉い大人たちにちょっと包んだアレを渡したいです)


さて、そんなこんなで上映までの話が長くなりましたが、本編の感想をつらつらぽちぽちしてこうと思います。

3/13 私的初アポロンの日
ほんとは公開日に行きたかったんだけど10日からの静岡旅行に被ってしまい、まあ北斗くんと知念ちゃんの出生の地だしほぼアポロンだな〜〜と思い、この日になりました。

さて、映画館で観る星児くん。
出てきた瞬間のきのこが神々しすぎて私の涙腺は崩壊しててほぼ北斗くんのお顔が滲んで見えませんでした。嘘だと思うじゃん、でもほんとなの、自分でもびっくりした
そんな中でも覚えてるのは、北斗くんの歌うガールフレンド。とっても上手で雑誌で『僕は歌が苦手』なんて話してたのにそれを感じさせないうまさでした。

さて、その後何度か映画館に足を運び、実写版坂道のアポロンの世界観や、北斗くんが演じる松岡星児くんに思いを馳せたりしたんですが、いろいろ気づいたことがあったので挙げていこうと思います。

まず、歌について




星児くんめっちゃ歌うまい〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!(2104メロ)
アッ!

星時くんの歌(パチンッ)
うま〜〜〜い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

大スクリーン大音響で歌ってる星時くんのガールフレンドめっちゃうまい!音痴の私が褒めてもなって思うけどほんとにうまい!てかなんか声がエロい!佐世保東高校2年10組に転入して星時くんの斜め後ろの席から授業中ぼぅっと眺めたい!

作品の中で歌っている、オックスのガールフレンドについて、
『今見ることの出来る動画はすべてチェックしましたね』(TVnavi3月号)
と雑誌で教えてくれていた北斗くん。
なるほど、これは映画館では学園のアイドル星児くんのファン(60年代のJK)になりきっている私も当時のオックスを知っている必要があるな、と思いYouTubeで検索しました
【オックス ガールフレンド |🔍】ポチッ!
https://youtu.be/p7cIGXXDZmo
まじか…星児くんてかザ・オリンポスの方たちめちゃくちゃオックスさんリスペクトしてるじゃん…
ボーカルである星児くんがオックスさんのボーカルの方と髪型似てるし、キーボードの子もオックスさんのキーボードの方と髪型似てるし、なにより…星児くんの歌い方めちゃくちゃ本家に寄せてるじゃん…ムリムリィ!そんなの星児くんが佐世保でテレビにかじりついて歌番組に出てるオックスさん見て研究してるとしか思えないじゃん!どるおたかよ〜〜😭😭😭!愛しいだよ〜〜〜!
そんなオックス事変(?)を経て見た3回目のアポロン、無事に燃え尽きました…オックスさんに似せてるだけじゃないの、どこかオックスさんの雰囲気も醸しつつ、松村北斗としての松岡星児もいたの…むりしんどい…本家の良さon松村北斗の良さ


次に演技について。
どんなに歌が上手くても今回はアイドルではなく俳優としてのお仕事です。北斗くんの演技について、私が思ったことを正直に書きます。


























いや、待って?????
北斗くんべらぼうに演技力高くない?????

まず、初登場の2年1組(薫くん、千太郎、律子のクラス)に入ってきたのが自然すぎてびっくりした。Twitterみたら『北斗くん自然すぎて入ってきたのわからなかった!』みたいなツイートちらほらお見かけしたので、北斗くんを知らない方からしたら突然出てきたきのこの言動が衝撃的で印象深かっただろうな〜と思います。

そしてもうひとつ。千太郎をバンドに誘う『僕のバンドでドラム叩いてくれんね』のあとの表情!やや不安そうに上目遣いがちに千太郎を見る顔!不安そうに噛み絞められた唇!その捨てられた子犬のような風貌!
『君には聞いとらんよ』『おい実行委員!まだ直らんね』『こがん中途半端なライブじゃ帰りきらん!』などと強気ブイブイな発言が目立ち、女の子に囲まれキャーキャー言われキザにファンサを決め込む星児くんが!いかにも僕の言うことは \ 絶対 / みたいな星児くんが!同学年のドラムを叩ける男の子を勧誘したその一瞬で!あんな不安そうな瞬間を見せるなんて!誰が!思ったのでしょう!演技力高すぎません?え、ここキリマンジャロ?標高高すぎて空気薄くない?(泣いてるから)
アドリブか監督のご指導の下なのかはわかりませんが、その不安そうな(捨てられた子犬のようなきゅるんきゅるんな)表情のおかげで、星児くんがただの強気な嫌な奴ではなく、内気な弱い自分を隠すために意地を張ってしまう思春期の男の子になった気がしました。
(あと文化祭のブレーカーが落ちたシーンではマイクが星児くんの足元に置かれているのですが、明らかに投げたり放った置かれ方ではなく、足元によいしょって置いた置かれ方なのも、怒りに任せて物に当たらない優しさな気がしてとても愛おしかったです)

そして!声を大にして言いたいのがビジュアルの良さ!
顔がいい!スタイルがいい!声がいい!
神は二物を与えず、なんて言いますが、やばい、私のじたん、まじ、かっこいい!なにがやばいってまじやばい
もはや芸術作品の域に達するEラインに、男性らしいこわばった喉仏、上品に整ったきのこカットという最高卍最強な頭部に加えて、長身脚長ナイス尻な身体!高校の教室の天井とか扉の桟ってこんな低かったっけ?アッ、北斗くんの身長(176センチ)が高いのか〜〜!ナイス尻の位置が高い!千太郎を演じた中川大志くん(179センチ)と並んでも遜色ない立ち姿!SixTONESさんは平均身長が高く、Fine Boysでモデルをするジェシーちゃんもいるから見落としがちですが、ほんっと〜〜にSixTONESさんはスタイルがいい!SixTONESさんから飛び出してみるとよくわかる!誰かこのSixTONESメンバーがSixTONESから離れるとスタイルおばけが目撃される現象に名前つけて!

最後に、松村北斗と松岡星児について
先ほどまでも自由奔放に自己解釈してた通り、星児くんは歌がうまい。そして先日のジャニーズJr.祭りで解禁されたSixTONESさん7曲目のオリジナル楽曲『Jungle』内の北斗くんの持ちアニマル(?)の歌詞は『翼を広げ歌うバード』な、なんて自由にのびのびと歌を歌っているような表現…!なんのしがらみもなく少し高めな声を音に乗せ、思いっきり羽を広げながら歌を私たちに届けてくれるんだろう!と思いきや、少し振り返ってみれば
『今回、オーディションで松岡役をいただいたんですが、絶対落ちたと思いました。/歌が苦手だから、もうダメだと思った』(TVnaviSMILE vol.27)
え、エモい…!!!!!!!
jungleにいるクロサギ北斗くんも、佐世保にいる松岡北斗くんも、自由に美しい歌声で人を魅了する歌を歌っているのに、歌が苦手なので…!!!!!!!苦手を感じさせないためにオックスさんを研究して練習して…激エモ…まるで美しい見た目の下で必死に足で水をかく白鳥ですね(でも北斗くんのメンカラ黒だしブラックスワンがいいかな)…エモofエモ…
映画では星児くんは歌ってる途中で体育館の電源が落ち、そう然としてるところにさらに観客に『もうエレキの音楽はいらん!』と言われ、暗幕も開けられてライブから一転、とても険悪な雰囲気になってしまいます。そのせいで天邪鬼星児くんは『こがん中途半端なライブじゃ帰りきらん!』『まだ直らんね!?』などと暴言も吐きまくります。さらには停電でざわついている観客を落ち着かせるために薫くんのピアノから、千太郎とのジャズセッションが始まり、観客は大盛り上り、ストーリーはさらに加速していきます。
が!しかし!星児くんのこと考えて?めっちゃ不憫!律子も映画の中で散々不憫な扱いされてるけど星児くんもなかなか不憫じゃない?????えむり、私がお金出すから今すぐ松岡星児くん率いるザ・オリンポスに東京ドーム用意してください?????もしくはハリウッド行きのチケット?????それがダメならデビューして?????星児くんが、いや北斗くんが翼を広げてなんのしがらみも向かい風もなく、心からの笑顔で歌える世界が現れてください…(このシーンあたりで深読みしすぎて毎回泣いてたんですけど嗚咽鼻すすりをしまくってしまい他のお客様に迷惑をおかけしてしまったことはとても反省しております。)


『名前こそ原作に出てくる"松岡星児"と同じだけど、今回の作品にしか生きていないキャラクター』(J Movie Magazine vol.32)
原作と同じ名前だけど違う役。監督からそう背中を押してもらったと言えど、とても役作りが難しかったと思います。原作を大切にしたい気持ちと、今回いただいた実写版坂道のアポロンの世界観に溶け込まなければいけない気持ち。他にもたくさんの葛藤の中で作り出された松岡星児くんは誰でもない松村北斗だからこそ出来た役だったのではないかと思います。なにより1番の見せ場である歌唱シーンのガールフレンドは、たくさんの先輩の曲を歌ってきたSixTONES松村北斗だからこそできた、原曲をリスペクトしつつ個性を出しモノにした歌になったんだと感じました。


長くなりまいましたが、坂道のアポロン(関東での)2ヶ月1日の上映お疲れ様でした。今回は松岡星児くんを演じた松村北斗くんの感想だけピックアップしましたが、作品全体を通してとても素敵な映画でした。こんな素敵な作品を作った小玉ユキ先生、三木監督やスタッフ、キャストのみなさんへの感謝はもちろん、アポロンとの出会いを作ってくれた北斗くんにも感謝の気持ちでいっぱいです。早くまた星児くんに会わないと私の心が持たないのでDVD、Blu-rayの発売と、憧れの三木監督の映画に出演しさらに演技に磨きがかかった北斗くんの俳優としてのお仕事、心待ちにしてます☺️


P.S.監督へ
文化祭での歌唱シーン、歌は別撮りだったのは割れてます。音源売ってください。